こういった疑問を持つ方も多いかと思います。
例えば、在籍店が準備してくれる撮影の場合は、衣装だけ準備していけば、あとは現場の雰囲気で、なんとなく進んで終了するパターンが多いかと思いますが、自分から直接カメラマンに撮影を依頼するには、色々決める項目が多くて困惑してしまうかもしれません。
しかし、捉え方を変えれば、自分で何もかもを決める事ができるというメリットもあります。
今回のブログでは、何を事前に準備すればいいのか?
過去の経験から、こういったことを考えておくと良いのでは!?という項目を挙げて、ご説明させていただきます。
撮影予約場所は目的に合わせて選ぶ
最初のステップとして、カメラマンに予約を入れる前に撮影場所を考えておくことです。
今回リニューアルした弊社のサイトでは、撮影場所のご予約・精算に関しては、「お客様自身」で行って頂きます。
ご予約施設ジャンルとして、ビジネスホテル、ラブホテル、レンタルスタジオが考えられますが、どこの施設が良くて、どこがダメということはなく、それぞれのジャンルには特徴がありますので、大枠だけ捉えて頂ければ幸いです。
まず、ビジネスホテルのメリットとしては、キャストさんの殆どが、
という事実w
漠然としたことを書きましたが、これは本当の話として同じキャストさんでも、スタジオやラブホでの撮影と比べて、少しお高いホテルだと集中力が上がってる事がよくあります。
ビジネスホテルは、単純に費用だけのことを考えれば、利用料金が高いというイメージがあるかもしれませんが、ビジネスホテルの場合は、「宿泊での施設予約」なので、衣装をたくさん着替えたい!、撮影が初めてだから緊張が解けるまで少し時間が欲しい・・、など様々な理由で長時間の撮影を希望される場合は、施設の質と時間&利用料金を考えるとコスパは良い場合があります。
また、ビジネスホテルのランクを上げれば、室内の寝具・調度品の質感も良くなり、写真全体のイメージに高級感が出ることもありますので、ビジネスホテルを希望される方は参考にして下さい。
そして、ラブホテルですが、ビジネスホテルと比較した際のデメリットは2つです。
1つ目は、自然光を取り入れる「窓」が無いことが多いのが特徴です。
よく撮影リクエストで頂くのが「ナチュラルで可愛くして欲しい」というものがありますが、自然(ナチュラル)に撮るための強力な武器となるのが、自然のチカラ、「太陽光」ですが、ラブホの多くは、「開かない窓」or「開けても隣がビルで遮られ暗い窓」のパターンが多く、自然光は望めません・・・が、弊社は過去の撮影のたびに
と、悩んできました。
もちろん、ストロボで頑張って演出はしてきましたが、プロのマインドが許せないw
ということで、今回リニューアルにあたり、太陽を再現できる特殊照明を準備しましたので、これで1つ目のデメリットは解決です!?(設備増強を言いたかったw)
そしてもう1つのデメリットは、予約ができない、これに尽きます。
ラブホの中には「予約可」となっている場合もありますが、大体は「宿泊の場合のみ」、または「特定の部屋のみ」と制限が設けられる場合が多く、宿泊で予約するにしてもチェックインの時間がビジホよりも相当遅く(PM10:00など)になるため、弊社からのご請求も「時間外対応オプション」が適用されてしまいます。
解決方法としては、部屋によって印象が変わり過ぎないホテルを選び、サービスタイムorフリータイムを狙って、当日に良い部屋をゲットできるように勝負する!
現状は、これが最善策ではないですが、ベターな方法かな?と考えます。
予め部屋によって印象が変わり過ぎないホテルを選ぶ理由としては、もしも当日部屋を選ぶときに、部屋数(種類)が少なくても、部屋ごとの内観イメージが変わらなければ、大きく撮影内容を変更することはないようにすることができます。
ラブホでの撮影希望は、過去1番多いリクエストではあり、上手に利用すれば、風俗撮影と非常に相性が良いのも事実です。
例えば、当日待ち合わせで合流し、カメラマンとAホテルに到着、その場で部屋を決めようとしたが、「部屋がない!!」という場合でも、Aホテルは諦め、次のBホテルに向かうことは、過去にもよくあるケースですので、気にせず第1,第2候補ぐらいを事前に決めておいて下さい。
そして最後にレンタルスタジオの特徴ですが、これはズバリ!
例えば、ハロウィンなどのイベント用の写真は欲しいけど、コスプレ衣装の写真2枚あればOKなど目的が明確な場合は、イメージに合ったスタジオを最小使用時間で予約しておけば、コスパの良い撮影が可能になります。
撮影用として使い勝手の良いスタジオのメリットになりますが、逆にデメリットとしては、レンタルスタジオ使用の場合は、予め「時間単位で予約」をし、当日ではなく、事前精算が基本なので、撮影当日に「もう少し延長したい」と思っても、融通が効かないことがあります。(退出時は現状復帰がルールなので、掃除の時間などを考慮すると意外に時間の経過は早く感じます)
どのくらいの撮影時間を確保するべきか?は、一般の方は分かりづらいと思いますので、弊社まで「衣装の数と撮影イメージ」をご相談頂ければ、適したスタジオと概算の使用時間などをご提案しますので、お気軽にご相談下さい。
初めて弊社の出張撮影サービスを利用する方に最初の撮影場所の選考方法のアドバイスをさせて頂くと、まずはコストを優先して、ラブホで撮影をしてみる。
そして、仕上がった写真を気に入って頂ければ、次回のオーダー時に、ビジネスホテル・またはレンタルスタジオを利用するのが、王道かな!?と感じます。
撮影衣装を考えておく
意外と忘れがちなのは、撮影衣装について少し冷静に考えて準備するということです。
まず過去のビックリ事例として、
これはカメラマンの立場として、撮影の70%失敗すると感じる瞬間ですw
時効なので書いてしまいますが、忘れもしない、ある夏の日、その無頓着(衣装に興味なし)なキャストさんに、現場に到着して
と尋ねると、
失礼ですが、とても撮影用としては厳しい状況(夏だったので汗でシワが出まくり・・)で、続けざまに
と尋ねると、これまた
思わず、今日は厄日かな!?
と思いましたが、暫く話していると、「天然で何も考えていない様子」で、態度も普通で悪い印象でもない・・
ちなみにということで、ご本人が自信のある!?ブラを見せて頂くと、案の定、汗をかき、USED感が否めない状況で、このまま希望の衣装で撮影納品すると店側も使えない写真と感じると思い、急遽、全部脱いで部屋にあったガウンとベッドのシーツで隠すとこは隠してもらい撮影しました。
後日、お店の人にヌードっぽいって褒められた!と御本人は喜んでいましたが、あの衣装で撮ってたら・・と、ぞっとした瞬間でしたw
それ以来、ここまで無頓着なキャストさんに出会った事はないですが、でもよく考えてみると、これは「衣装に無頓着な方」の例でしたが、逆に衣装に気合いが入り過ぎることにも注意が必要です。
カメラマンをオーダーして撮影をする!となると、オンナとしての炎が燃え上がる!のは分かりますが、風俗撮影といってもバランスが大切です。
例えば、真っ白なアンティークな調度品の多い部屋で、とてつもなく攻めたデザインと目立つ色のブラ&ショーツで撮影に挑まれても、仕上がりが「うるさい写真」になってしまいます。
つまり、予約する部屋やスタジオの内観に合わせた路線で、「オンナの炎」を燃やして欲しいと感じますw
と、感じるキャストさんは、事前に撮影衣装をスマホで撮って、ジャンル違いで2パターンづつ衣装画像を送ってくれたりします。
こんな感じで相談して頂くと、弊社側も撮影予定の場所の雰囲気と仕上がりを想定して、「この衣装はOK!」とか、「この系統もう1着欲しいです」など具体的に事前打ち合わせが可能です。
風俗撮影の場合、インナー撮影が多いので、例えば「ナチュラル系で2セット」、「ゴージャス系で2セット」この程度あれば、現場でピックアップしやすいので、ご参考下さい。
あと・・下着のサイズはしっかり自分に合ったものを準備・着用する方が良いです。
大き過ぎも、小さ過ぎも自身のスタイルを悪く見せてしまうので、撮影用の衣装としてはNGと考えましょう。
風俗撮影の目的を考えておく
風俗撮影での被写体(キャストさん)に撮影目的を考えておきましょう!なんて書くと、横柄な気もしますが、今まで企業用のアパレルモデルと撮影する中で、同時進行で風俗業界のキャストさんを撮影してきましたが、たまに風俗のキャストさんでも
と、感じる瞬間があります。
語弊を恐れず書かせてもらうと、「プロのアパレルモデル」も「風俗嬢」も写真を撮る現場では、「自分を魅せることに全力を注ぐ」という点では、何も変わりはないのです。
これまた非常に珍しい例ですが、とあるキャストさんを紹介すると・・
そのキャストさんは、事前打ち合わせを希望され、撮影日とは別日に、撮影衣装と仕上がり希望のイメージ写真のスクショ画像をまとめていました。
話を聞くと、現在働いている店でNo1だったが、最近抜かれた!悔しい!勝ちたい!
ということで、他店で人気のあるキャストさんの画像をスクショして、研究していました。
もうこの段階で、向上心と目的が明確で「撮られるプロ」ですがw、凄かったのは、撮影当日です。
通常であれば、カメラマン側から「まずはこんなポーズで」なんて言いながら始まるんですが、このキャストさんの場合、
と、始まり、自身のポーズパターンが済むと、今度はカメラマンに違うパターンを相談する・・
なんともプロのモデルでもしないような行動と集中力に脱帽でしたw
その後、このキャストさんは、何度か撮影をさせて頂き、現在は関東の方で活躍されているようですが、風俗写真との向き合い方を考えさせられた瞬間でもありました。
撮影に目的を持つというのは、何も撮影内容を考えるということではありません。
撮影の進行や内容は予めカメラマンが先導していきますし、それが我々の仕事です。
ここで言う目的というのは、
ということを、少し深く考えておくということです。
単純に説明すると、「風俗写真は思い出写真」ではなく、キャスト自身の宣伝用の写真です。
そして、風俗写真である以上、一定のレベルのエロさを表現しなければならない瞬間が必ずあります。
例えば、「エロいオンナ」を演じるために、ここはグッと股を開いた方がいい!
お尻を頑張って突き出した方がカッコいい!など、風俗業界で勝負すると覚悟したキャストさんは、恥ずかしさを超える力があります。
今まで撮影した風俗キャストの方々は、皆さん礼儀正しく、時間も守る常識的な人が多く、悪い印象を持った経験は無いです。
当たり前ですが、普段は普通に生活してる女性ですし、一般的に恥ずかしいものは恥ずかしいと感じる方々です。
そういった普通の方々に対して、カメラマンが急にプロのモデルのようなポージングを要求することもありませんので、ご安心下さい。
でも・・1つだけリクエストをさせて頂くのであれば、職業としての覚悟・・、もっとストレートに書くと風俗嬢としての覚悟だけは持って、現場に来て下さい。
自分は何の仕事をするのか?、そして職業として自分自身をどう魅せるべきなのか?という目的(意識)だけを持っていれば、写真は悪い方向にはいきませんし、撮影が90%成功しているとも言えます。
普段わたしが現場で対峙しているプロのモデル達は「撮られる覚悟」と少しのポージングのテクニックを持っているので、面白くもない現場でも満面の笑顔でポーズを決め続けます。
これが仕事だと分かっっているからです。
これを意識していると、あと数センチ先の自分に出会えるのかもしれません。
撮られる覚悟を持って現場に現れるキャストさんは、撮影場所や衣装をどうでもよく感じさせる不思議な魅力に包まれています。
風俗撮影の準備で大切なことはシンプルだった
このブログ記事を読み進めて頂いた風俗キャストの皆さんは、こう感じたはずです。
そう聞かれたら、ズバリ!こう答えます・・
えっ!?このブログ記事で、長々と衣装や撮影場所など書いてたのは何なの?
と、思うかもしれませんが、風俗撮影で大事なことは、とてもシンプルです。
これだけです。
でも、こんなシンプルなことが凄く難しくて、撮影の出来を左右してしまうのも事実です。
風俗写真の撮影では、カメラマンから女性として恥ずかしいポーズのリクエストをする場面もあります。
それを恥ずかしいと感じて、やり切れなければ、風俗写真としての強さも半減してしまいます。
そうした難関に思えるポーズにチャレンジする時のメンタルとしては、
と、覚悟した人は、時間が経過すれば自然とイケてる良質な写真を連発していきますので、「覚悟」が決まった瞬間から、カメラマンはシャッターボタンを押すだけの「おまけ」でしかなく、そうした写真がキャストの魅力が表現された写真だと考えます。
弊社では店側からの代理申し込みは受け付けず、「個人の意思でのオーダー」に限定しています。
この理由は、ガイドラインでも触れていますが、風俗写真というのは、何かしらの想いをもって風俗業界で仕事をしている女性向けの、いわば「人生に関わる写真を撮る仕事」でもありますので、初めての方でも被写体となる女性の覚悟ができる時間を確保し、共に創造していくことが重要だと考えるからです。
私たちフローフォトのスタッフは、十分な撮影機材と経験で、キャスト様の撮影をお待ちしていますので、お申し込みを検討されている方は、「風俗写真を撮られる覚悟だけ」は忘れずに、当日現場までお越し下さい。